新華時評、国の恥を忘れず 平和を大切に

2012-12-13 14:11:55
新華綱日本語より

   【新華社北京12月12日】13日は南京大虐殺で殺された30万人の犠牲同胞の75周年にあたる。ろうそく祭り、慰霊祭や平和を祈る法要、国際平和集会--といった南京で開催された多数の記念イベントが、殺害された同胞に対する深い悲しみの哀悼と世界平和に対する真摯な待望を表現している。

   75年前の12月13日、中国侵略日本軍が南京を占領し、その後の1ヶ月余りの期間に、30万人以上の無抵抗な一般庶民と無武器の中国人兵士に血生臭い虐殺を行い、悲惨極まりない南京大虐殺を引き起こし、中国人民に忘れられない悲しみを残し、日本侵略者による大罪が永遠に歴史の恥辱の中に残されてしまったこととなる。

   75年後の今日、中国がすでに世界の東方に毅然と立ち上がった際に、南京大虐殺で殺害された犠牲同胞に哀悼を捧げることは、中国人に歴史を忘れず、力強く奮起することを気づかせるためなのだ。

   中華民族の偉大な復興を実現することは、1世紀以来における中華民族の共同信念と奮闘目標だ。立ち遅れては打たれ、発展してはじめて自らが強くなる。これは中国人民がつらく悲しい歴史の教訓から得た深い結論だ。中国共産党が率いる下、社会主義の現代化を急速に推進し、中華民族の偉大な復興を実現してはじめて中華民族を一層尊厳を持って全世界に聳え立たせることができるのだ。

   今年以来、日本政府による釣魚島購入の茶番劇がかつて日本軍国主義に深く傷つけられた中国人民を憤慨させている。日本のやり方は世界の反ファシズム戦争勝利の結果に対する公然的な否定であり、戦後の国際秩序に対する直接的挑戦でもある。日本国内の右翼勢力が侵略の事実を否定する言行とやり方が日益しに傲慢になっており、これに対して充分警戒し続けなければならないことを人々は注意している。

   今日の世界では戦争ではなく平和が必要であり、対立ではなく協力が必要なのだ。平和が長く続き、共に繁栄する調和のとれた世界を推進することは各国人民の共通の願いだ。中国はこれまでずっと平和への道を堅持して歩み続け、隣国と親しくし、隣国をパートナーとする周辺外交方針を堅持し、平和安定と相互利益協力のある周辺環境を、力を入れて建設してきた。

   歴史を忘れず、未来に向かって、歴史を鏡として、平和を大切にする。中国人民は各国の人民と一緒に人類の平和と発展の崇高な事業のためにたゆまず努力していこうと望んでいる。

   (新華綱日本語)

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