米国の学者、「安倍氏は歴史に蓋 日本を非常に危険な方向へ」

2014-02-18 09:39:16
新華網日本語より

    【新華社北京2月18日】「広島と長崎で、日本の第二次大戦の侵略史が語られていたのは、民間の、小規模な二つの博物館だけだった。戦争の暗黒を経験した1人の老兵として、これはとても大きな驚きだった。日本では戦争の残酷さに蓋がされた結果、現代の若者は自国の侵略史について無知である。原爆投下の原因が、今日の日本の若者が知らない歴史だったというのは、風刺的ではないだろうか」、米国の有名な映画監督オリバー・ストーン氏は2月16日ワシントンで、人民日報記者にこう語った。

    この日、ストーン監督はワシントンで、そのドキュメンタリー「語られざる米国史」を紹介するとともに、人民日報記者のインタビューに応じ、彼の認識する日本政界の積弊および日本社会にとっての歴史教育の重要性と緊急性について呼びかけを発した。

    時は2013年8月6日、日本の「原爆の日」に戻る。ストーン氏は広島に招かれて講演した。そして安倍晋三首相の右翼的な政治観を言葉激しく批判し、日本とドイツの第二次大戦後の違いを比べ、「ドイツは戦争について自ら反省し、謝罪して、平和の道徳的勢力となったが、日本はいかなる表明もしていない」とした。その後さらに、東京の外国人記者クラブで発言し、日本は戦時中の行為について徹底的な謝罪をする必要があると述べた。

    広島と東京での2回の講演によって、ストーン監督はアジアの市民の視野にもっと深く入ってきた。その正義感はベトナム戦場での体験と関係があるかもしれない。保守的な家に育ち、若いストーン氏はエール大学卒業後、兵役に就いてベトナムに派遣された。国益と正義・良識のギャップから、かつて自分の命を断とうと考えたこともある。「戦争は私が生涯で経験した最も暗い日々だった」という。

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