日本学者、安倍の政策が日本に戻れない道を歩ませると非難

2014-07-27 09:26:19
新華網日本語より

 【新華社北京7月27日】日本の安倍晋三首相の「当面のあらゆる行為は正に日本に国家の安寧に危害を与え、社稷を覆す道を歩ませていく。これは世界に逆らい、時代潮流に逆行する戻れない道だ。」と日本クラウゼヴィッツ学会(Clausewitz Society of Japan)の中山敏雄教授が26日に述べた。

  中山敏雄教授は北京で行われた「第一次世界大戦と第二次世界大戦の歴史回顧:教訓と啓示」という国際学術シンポジウムで次のように述べた。冷戦はとっくに終わったが、日本においては今さら、なお「反共」と「冷戦」の意識・思惟が残っている。安倍首相は現在、あちこちで遊説し、いわゆる「地球儀外交」を繰り広げ、「対中国包囲網」の構築を企み、「東方の新北大西洋条約機構」を打ち立てている。

  中山敏雄教授は次のように述べた。「安倍の振る舞いは既に「軍国主義復活」で簡単に総括することができるものではなく、彼が企んでいるのは、米国と同盟を結び、強大な経済を後ろ盾にして、引き続き彼らの世界覇権を維持するということだと私は見なしている。」日本は近年来、国連安保理の常任理事国に加入しようとする企みも、このニーズから考えたものだ。

  米日関係に対し、中山敏雄教授は次のように見なしている。第二次世界大戦後の日本は、平和憲法による「平和」への保障を持っているほか、民衆からの反戦機嫌もその軍事発展を抑制しているが、米国の放任ひいては指図の下で、日本は絶えず平和憲法を突破かつ改正し、軍備を拡張するよう企んでいる。今の日本自衛隊は既に米軍の脅迫して従わせる補充の役柄から「攻防兼備」の「軍隊創設」の目標へ進んでいる。

  「安倍政権は『集団的自衛権』の概念を歪曲し、是非を混同させ、『売国』と『愛国』の真諦を転倒し、マスコミツールを通じて、人民の素朴な愛国心を利用している。」と中山敏雄教授が語った。

  中山敏雄教授は、日本が中米の中間地帯に位置し、完全に中米の間に戦略のバランス点を探しとることができる。もし日本が過度的に米国に傾けば、必ず戦略アンバランスをもたらし、地域の情勢を乱すことに違いないと述べた。

  中山敏雄教授は次のように見なしている。日本は核武装の潜在可能性を持っているが、この可能性は依然として比較的に低い。日本国内の民衆と国際社会の反対の下で、右翼政治屋が核武装の実現を強行する企みは実現しにくいものだ。今年は第一次世界大戦勃発100周年と第二次世界大戦勃発75周年だ。今回のシンポジウムは中国社会科学院と中国人民解放軍・軍事科学院により主催した。中国、日本、米国、ロシア、ドイツ、セルビアなど10カ国余りからの200人近くの専門家や学者がシンポジウムに参加した。(翻訳・編集/謝艶)

(新華網日本語)

 当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。

010090080030000000000000011100381335131531