南京大虐殺生存者の艾義英さん、大阪で証言集会に参加

2014-12-08 15:07:33
新華網日本語より

 

 【新華社大阪12月8日】日本側の招待に応じ、中国南京大虐殺生存者である86歳の高齢者、艾義英さんは7日大阪で証言集会に参加し、自らの南京大虐殺における身をもった体験を語り、人々に歴史を忘れず、平和を大切にするよう注意を促した。

 大阪府立労働センターで行われた証言集会で、艾義英さんは自らの体験によって中国侵略日本軍のさまざまな暴行について語った。1937年12月南京城の陥落の際、艾義英さんはわずか9歳だった。艾義英さんの父、おじさん、いとこのお兄さんやおじさんなどの7人も日本人に連れ去られ、重傷を負った後、一人だけ幸いにも生き延びることができたという。

 「1937年は私の家族だけではなく、あちこちで死んだ人が山積になっていました。南京大虐殺では30万人が亡くなりました。日本人が中国で犯したのは極悪非道な犯罪行為です。今年は南京大虐殺77周年にあたり、私たちは必ずこの時代の歴史をしっかりと記憶し、犠牲者を記念し、この悲劇を永遠に繰り返させてはなりません。」と艾義英さんは語った。

 艾義英さんが語り終わった後、出席者全員が起立し、1分間の黙祷を捧げて、南京大虐殺の犠牲者を追悼した。

 艾義英さんは今回、日本「中国戦争被害者証言集会招待会」の招待に応じて、12月5日から11日にかけて大阪、名古屋、東京などで南京大虐殺生存者の証言集会に参加する。7日に大阪で行われた証言集会はピースおおさかの危機を考える連絡会などが主催したもので、大阪の民間団体、民衆など100人余りが参加したとのことだ。 

(新華網日本語)

 当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。

010090080030000000000000011100551338400551