今日、およそアウシュヴィッツ記念館を見学した観光客は誰もがそれらのこの世のものと思えないほど悲惨な場面に震撼され、罪のない死者のために気の毒に思った。人々がそこを離れる時、その表情はどれも異常に顔色が沈んでおり、みなこのような問題を思索していた。この何百万人もの罪のない死者の亡霊は後世の人を目覚めさせることができるのか?このような悲劇の再発はいかに免れるのか?世界平和はいかに守ることができるのか?
歴史に正しく対処してようやく歴史の恩讐を解消することができる。1970年12月7日、当時のドイツ連邦政府のブラント首相がポーランドを訪問し、ワルシャワのユダヤ人殉難者記念碑の前で花輪を献上した後突然ひざまずき、ナチス・ドイツの侵略期間中に殺害された死者のために黙禱した。このふるまいは世界中を驚かせた。その後すぐに、ドイツ連邦共和国とポーランド共和国は両国関係の改善に関する『ワルシャワ条約』を締結した。
当面の日本の指導者の歴史対処への誤った態度に話が及んだ際、ポーランドの著名なドイツ問題の専門家であるTomala氏はこのように考えた。戦争はすでに歴史となっているが、教訓は忘れることはできない。日本の指導者が当時のブラント首相の胆略と勇気をとり出すことができれば、日本はかつてその侵略に遭った隣国との関係がきっと改善が得られるものと信じている。これは東アジア地域に有利であるうえに、全世界にも有利なのだ。
(新華網日本語)
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