中国日報の署名入りの文章:安倍政権の誤った歴史観と政治右翼化の動向

2014-02-11 15:37:19
新華網日本語より

 【新華社北京2月11日】歴史は1枚の鏡であり、人々は過去の記憶の経験の中でふるまいを正し、盛衰を知ることができる。実際には、歴史は他にも鏡としてのより深い意義があり、つまり史実の解読を通して現代人の是非の観念を観察し、現代の政治屋の歴史観における屈折の中から彼らの政治実践活動を観察するのだ。

  周知のように、安倍首相とその追随者たちは第二次世界大戦前の日本軍部のファシズム政権が懸命に吹聴した「皇国史観」を信仰している。安倍首相本人も以前から『大東亜戦争の総括』でっち上げに参与しており、「首相に返り咲いた」後には軍服を着て「731細菌部隊」の通し番号と同じ番号の戦闘機の上でショーを行い、「天皇陛下万歳」などの戦前の政治スローガンを率先して使い、A級戦犯の祀られている靖国神社を公然と参拝するなどの行為に至っては、彼の領土争議問題における隣国との対抗、歴史問題での急速な逆行という頑固な立場をずいぶん前から表明している。

  安倍首相が国際社会と日本国内の反対を顧みず、あくまでもA級戦犯を参拝するという行為により、国際の公理と人類の良知を挑発するのはなぜかと、人々は疑問を抱かざるを得ない。筆者はその意図は主に政治右翼化を推進するという3つの方面にあると考えている。

  第一に、安倍首相とその追随者の間違った歴史観が日本政治の右翼化の過程と相互に影響した結果だ。安倍首相は政権を奪還すると、大胆にも戦犯の亡霊を祭り上げ強軍・強国の夢を推進し、日本社会の各類の右翼団体からの反応を引き起こしている。まさにいわゆる「上が好むものを下がより好む」というように、近頃、日本は靖国神社参拝、慰安婦の強制、教科書改定などの一連の歴史問題で逆行しており、日本の軍国主義の対外侵略および植民地統治の歴史を美化し、国際社会の日本軍国主義に対する正義の審判を覆そうと企てている。これはちょうど安倍首相の執政のために彼が必要とする政治的土壌と執政環境を与えているのだ。

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