(新華国際時評)同じ日本の首相なのに、その差はどうしてこんなに大きいのか

2014-02-14 15:16:59
新華網日本語より

    【新華社北京2月14日】日本の村山富市元首相が近頃韓国を訪問し、侵略の歴史を反省する言葉と行動が人に敬意を芽生えさせ、更に感慨を覚えさせている。同じ首相なのに、安倍晋三氏と村山富市氏のその差はどうしてこんなに大きいのか。

    韓国訪問中、村山氏は韓国の元慰安婦女性と会見した最初の日本の元首相となり、また韓国国会で演説を行い、村山氏の首相在任期間中に歴史を反省した「村山談話」を重ねて言明しており、日本が侵略の歴史を正しく認識するべきだと表明した。

    日本・現職の安倍首相を逆の角度から観ると、就任してほどなく「侵略無定義論」を公然と投げ出している。まさに安倍首相のそそのかしと放任の下、日本政府の侵略の歴史に対処する態度は、覆い隠しから美化まで、とりつくろいから歪曲まで、良知のアンダーライン(最低の標準)を絶えまなく更新し、最新の例証では第二次世界大戦中の日本軍の「特攻」隊員の遺書を「世界遺産に申請する」ことで、国際社会にこれにより目を見張らせている。

    村山氏の誠実な反省は、日本の政治家の理性と負担をもつという一面を世界に見うけさせた。時間を逆流させることはできず、戦争の被害者が息を吹き返すことはできないが、歴史に対する承認と反省は、日本が軍国主義の道を再び歩むことに対するアジアと世界の心配を減らすことができ、日本がアジアの隣国と対話を展開し、未来を構築するのにいっそう有利だ。

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