しかし安倍首相の右傾化への暴走は、人々に軍国主義の亡霊がいつまでもつきまとっているとの見識を広めさせており、それが故人に地下で安らかに眠らせ難くさせ、元々緊迫した地域情勢を輪をかけてひどくさせている。
村山氏と安倍首相では、一人は歴史と向かい合い、もう一人は良知に背き、平和の理念から大局観まで、とうの昔に離任した1人の高齢者が1人の現職の首相を振り切ったのは数本の大きな道だけにとどまらない。
幸いにも、安倍首相などの日本右翼関係者の歴史を否定する言葉と行動は、世界の警戒心を日益しに引き起こしている。かつて日本軍に泰緬鉄道の建設のために強制連行された英国の老兵Fred Seiker氏は、安倍首相が去年の歳末に第二次世界大戦のA級戦犯を祀る靖国神社を参拝した後、悲しみと憤りに満ちて、自らの苦痛の経験を以って、日本軍国主義の残虐な罪を暴き、世間の人に歴史を忘れないように気づかせようと声をたてた。
近ごろ、フランス・アングレーム国際漫画祭で、韓国の従軍慰安婦をテーマにした特別展にも関心がもたれている。日本が抗議を提出したが、良知と正義感は、日本の要請に対して最終的に取り合わないことを主催側に決定させた。
政権の座についてから1年余り、安倍首相は自分で自分を欺いてきただけでなく、しかもこのために得意満面になっている。この時、日本と世界各国からきた平和を愛する人々の理性の音は、より一層十分に大切なものとなっているのだ。
(新華網日本語)
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