論評:日本の強盗ロジック

2014-06-13 09:14:19
中国国際放送局より

私は大虐殺をしてはいいが、貴方は声を出してはいけない

  中国は南京大虐殺や慰安婦問題に関する一部の貴重な歴史的資料を世界記憶遺産に登録申請することになりました。これについて、日本の菅義偉官報長官は11日、日本側が「極めて遺憾」だと考え、中国側に抗議しました。また、「中国が政治的意図を持って申請したと判断されれば抗議の上、取り下げるよう(中国側に)申し入れる」と述べました。さらに、南京大虐殺犠牲者数に関して「具体的な数はさまざまな議論があり、政府として断定することは困難だ」と述べました。これに対して、中国外務省は、「日本側の無理な交渉を受け入れず、申請の取り下げはしない」との態度を明らかにしました。

  日本の高官のこうした発言はまるで「私は貴方の国を侵略し、大虐殺をしてはいいが、貴方は声を出してはいけない」と言っているようです。これは明らかに日本の強盗ロジックです。

  南京大虐殺や慰安婦問題は人類史上における暗い一ページです。日本軍が犯した罪は数多くの証拠により証明されています。中国の中央公文書館、南京大虐殺記念館など7つの公文書館や記念館はユネスコに、南京大虐殺や慰安婦問題に関する資料を世界記憶遺産に登録申請しました。提出した資料などは各公文書館や記念館が選んだ最も貴重なものであり、最も代表的ものでもあり、また最も説得力のある資料ばかりで、重要な歴史的価値があります。

  日本のこれまで犯した罪に対して、日本政府は全く恥を感じておらず、かえって中国側の歴史の真実を復元するやり方に「極めて遺憾」だと言っています。第二次世界大戦期間中日本が犯した非人道的な行為、かつ人権侵害と反人類の行為に対して日本政府は深く反省するどころか、中国の申請は「政治的意図を持つものだ」と断定します。日本側が歴史を否認しつつ、反省を拒否する一方、中国側の歴史を尊重し、平和を大切にし、人類の尊厳を守る行動に対していわゆる「抗議」を行い、そして恥も知らずに「取り下げるよう」とさえ言い出しています。

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