論評:日本の強盗ロジック

2014-06-13 09:14:19
中国国際放送局より

  日本側のこうした強盗ロジックと強盗行為に憤りを感じないわけにいかないが、予想外のことではありません。日本ではその侵略の歴史を否認、美化することは一つの趨勢となっており、安倍晋三首相が何度も靖国神社を参拝し、歴史教科書が何度も改ざんされてきました。米議員が2007年と2014年にそれぞれ慰安婦問題に関わる決議案を提出し、審議した際、日本政府が八方手を尽くして妨害を加えました。ロサンゼルスに慰安婦の像を設置しようとするとき、日本の地方議員が「慰安婦像設置に抗議する全国地方議員の会」まで作って、ロサンゼルスへ赴き、現地政府に慰安婦の像を取りはらう抗議書簡を手渡しました。

  一方、日本はその侵略の歴史問題において強盗ロジックを使っているだけではありません。中国から盗んだ釣魚島を日本の固有の領土だと言い張っています。安倍氏は、平和憲法の改正、武器輸出三原則の撤廃、集団的自衛権の解禁など国際秩序を挑戦し、地域情勢をエスカレートさせる行動を「積極的平和主義」と位置づけしています。安倍政権は歴史、領土、安全などの問題において隣国をたびたび刺激し、挑発し、ひいては中国を牽制する「アジアの民主的安全保障ダイアモンド」を行っているのです。いったいどこが「積極的平和主義」なのか?これは明らかに平和に対する「積極的な挑発」だと言えるのではないでしょうか。

  歴史は鏡であり、現実も鏡であり、国際公理もなおさら鏡です。日本は中国の世界記憶遺産申請を抗議したことは、その歪んだ歴史観の現われだと言わなければなりません。侵略の歴史を否認、美化して世間の尊重を得、「正常な国」になれると日本は思っているが、これは明らかに勘違いです。このような考えは歪んだ心理で、また歴史観と現実感にかけているものです。

  中国は今回記憶遺産の登録申請を行ったのは日本を困らせようというものではありません。「歴史を鑑みにし、未来に向ける」のは中日国交正常化以来、中国の中日関係に対する基本的立場と主張です。歴史と未来は分割できません。日本は歴史の教訓を鏡にし、歴史を真摯に反省しなければ、その民族魂と国家のイメージを築き上げることはできないに決まっています。

(中国国際放送局)

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