第二次世界大戦中にユダヤ人が受けた迫害の状況を記録した『アンネの日記』は世界記憶遺産リストに登録されている。ドイツのブラント元首相は、ポーランドのユダヤ人犠牲者慰霊碑前で膝をついた。イスラエルの大虐殺記念館は、多数の外国要人が訪問する行程の一つとなっている。これらの往年の出来事は、すでに政治的争いの浅いレベルを超越し、歴史の石碑の上にはっきりと刻まれた一筆となっている。
これと同様に、アジアの人々が第二次世界大戦中に受けた苦難も永遠に忘れられることはなく、抹消すべきでもない。中国の世界記憶遺産リストへの登録申請は、中日間の矛盾を増大させるためではなく、また恨みを引きずるためでもなく、歴史を鑑み、いかなる人も、いかなる国も邪悪な道を再び歩むことがないようにするためだ。
(新華網日本語)
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