戦争の苦難と勝利の栄光を深く記憶する

2014-09-03 16:35:35
新華網日本語より

  【新華社北京9月3日】『瞭望』の記事によると、中国人民が日本帝国主義の侵略に抵抗した苦難に満ちた闘争を深く記憶し、烈士及び犠牲者同胞を深く哀悼し、中国人民が侵略に反対し、平和を擁護する固い決意を表明するため、今年2月17日、第12期全国人民代表大会常務委員会第7回会議で表決を経て次の2項目について決定した。9月3日を中国人民抗日戦争勝利記念日に指定し、12月13日を南京大虐殺犠牲者国家公祭日に指定する。したがって、今年9月3日、中国は抗日戦争勝利69周年を迎え、中国政府及び人民は毎年、この日に抗日戦争勝利記念活動を開催する。

   すべての中国人は次の記念日をしっかりと覚えなければならない。9月3日は中国人民の抗日戦争勝利記念日並びに世界反ファシズム戦争勝利記念日となる。中国は第二次世界大戦においてファシズム侵略への反撃に大きな犠牲を払い、貢献した主要国家の一つだ。

   1945年8月14日、日本政府は中国、米国、イギリス、ソ連の4カ国政府に覚書を提出し、『ポツダム宣言』を受諾し、無条件降伏した。重慶の夏時間8月15日早朝7時(即ち、北京時間午前7時)、4カ国政府は各国の首都(南京、ワシントン、ロンドン、モスクワ)で、日本政府が無条件降伏を受け入れたことを同時に宣言した。

  1945年9月2日、対日作戦に参加した同盟国代表による日本降伏文書調印式が日本東京湾に停泊中の米軍軍艦「ミズーリー」号で行われた。日本天皇及び政府代表、重光葵外務大臣及び旧日本軍代表、梅津美治郎参謀総長が無条件降伏文書に調印し、中国、米国、イギリス、ソ連などの9カ国の代表が相次いで調印し、中国を含む同盟国に無条件降伏した。徐永昌氏が中華民国を代表し、日本降伏文書の調印を確認した。これで中国の抗日戦争が勝利で終戦に至った、世界の反ファシズム戦争も幕を閉じた。

  1945年9月3日、中国国民政府は、国を挙げて慶祝するように命じ、休日は1日、旗を挙げる日を3日とするともに、中華民族が近代史上で初めて堂々と胸を広げた一日となった。また、全世界の反ファシズム戦争が最終的に勝利した日でもあった。

  1951年8月13日、中華人民共和国中央人民政府政務院は、周恩来総理が署名した通告を発表し、抗日戦争勝利纪念日を9月3日に指定した。中国は9月3日に多数の大型追悼行事を開催してきた。民主党派「九三学社」は、この日を記念するために命名されたのだ。 

  中国人民抗日戦争は、14年余りを経て、世界の反ファシズム戦争の重要な一部分となった。中国は、世界の反ファシズム戦争の「同盟国」であるだけでなく、また「同盟国」の発起した中国、米国、イギリス、ソ連の4大国の一つだ。さらには、重慶に「同盟国極東戦区指揮部」を設置した。抗日戦争中に、中国の死傷者は3,500万人に上り、日本陸軍の総兵力の3分の2以上に反撃・牽制し、中国人民は世界の反ファシズム戦争勝利に向けて、大きな犠牲を払い、消し去ることのできない貢献を果たした。

  9月3日を中国人民抗日戦争勝利記念日に指定したのは、歴史及び中国人民の選択であり、1931年から独自の対日作戦を開始し、その後、世界の反ファシズム戦争の流れと合流した中国人にとって、より特殊な意義を持つ。記念日の設置は、世界の人々が旧日本軍による中国侵略の歴史を知り、世の人々に警告を発することができる。戦火の硝煙と平和の鐘の音は69年間の時空を越え、戦争の苦難と勝利の栄光は永遠に銘記する価値がある。

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